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コンテンツマーケティングのおすすめ制作会社の見分け方

2020年12月23日 (公開 :2020年7月27日)

今、どの企業も積極的に活用しているマーケティング手法がコンテンツマーケティングです。コンテンツマーケティングを活用しようと考えた際に、自社に担当できる人材がいなければ制作会社に依頼することをお勧めします。依頼する制作会社はどのように選んだらよいのか、見分け方について解説していきます。

 

コンテンツマーケティングとは

最初に、コンテンツマーケティングの基礎についてご説明します。コンテンツには「中身、内容」といった意味があります。投稿する内容勝負のブログやSNSといったWeb媒体を用いたマーケティング戦略のことを言います。

以前は集客の手段として最初にイメージされていた広告ですが、近年では膨大な数の広告がそこら中に溢れているため、人々に情報が行き届きにくくなっています。また、昨今では広告主からの一方的な情報の発信や、広告自体がユーザーから敬遠されることが多くあるため、広告だけで行う集客は難しくなっているのが現状です。

そこで、ブログやSNSなどを用いた有益で専門的なコンテンツの発信により、これまで自社と接点がなかったユーザーの引きつけや、接点があるユーザーのさらなるファン化が可能になりました

ポイントとなるのは、ユーザーが持っている悩みを投稿するコンテンツで解決するということです。広告と違い即効性があるものではありませんが、長期的に続けていくことで企業としての信頼も獲得できるので、広く活用されるようになっています。

 

見分け方の5つのポイント

次に、本題である制作会社の見分け方を5つご紹介します。

 ポイント

1 実績

制作会社が公開している実績は依頼する上で非常に参考になります。しかし、作成した数の多さだけを見るのはナンセンスです。自社と同じ分野における実績があるのか、イメージするようなサイトの実績があるのかをチェックしましょう。もちろんデザインにおける実績も重要ですが、中身(コンテンツ)に関して良いものができているのか、上手くサイト運用ができているのか確認することは必須です。

また、制作後の運用も委託したい場合にはトラブルが起きた場合の対処法や、過去の運用実績の具体例(どのようにPVを伸ばしたかなど)といった運用実績の確認をしましょう。

 

2 専門性(自社の分野と合致するか)

医療なら医療、建築なら建築とその分野には専門性があります。例えば、医療現場においては広告の表現に制限があるなど、知らないと重大な問題になりかねないことがあるのです。そういった問題をおこさないためにも、過去の実績から専門分野に強みがある制作会社にお願いしましょう。その分野における実績の多い制作会社であれば、過去の経験から良い提案やサポートを得られるはずです。

 

3 ディレクターの質や相性

依頼する制作会社に所属するディレクターのレベルや相性はとても大切です。特に、専門用語ばかりを多用して、分かりやすく説明してくれない場合には注意が必要です。良い担当者であればクライアントにわかりやすく説明してくれます。複雑な言葉やシステムの多いウェブ業界ですが、始める前にどういったサービスでどのように進めていくのかの理解があると制作会社ともお付き合いしやすくなります。

また、クライアントに対して何でもYesを言う制作会社にも注意が必要です。自分の案に対して否定されると一時的には良い思いをしないかもしれません。しかし、意見を出してくれるということは、それだけクライアントのことを思い、成果を上げることに注力してくれていると言えるでしょう。最終的には人と人との作業なので、合う合わないといった事があります。契約前に違和感を感じるようなことがあれば、他を探してみるのも良いでしょう。

 

4 コスト

通常、品質とコストは比例すると言われています。つまり、良いものを作るとなるとコストは高くつきますが、逆になるべく抑えたい場合にはクオリティを妥協することになります。そのため、自社でできる事と制作会社に依頼することの分類は依頼前に明確にさせておく必要があります。コンテンツのライティングだけといった、一部分のみの依頼であればフリーランスに依頼するのも1つの方法です。

最近ではWixやFerret oneといった、格安でデザイン性もすぐれたテンプレートを用いてサイトを構築できるサービスも出てきています。こう言ったサービスをうまく使うことにより、コストダウンが見込めます。

また、コンテンツマーケティングを行っていく上で大切なのはトレンドや鮮度を意識した、継続的な運用です。運用も制作会社に依頼する場合には、同じ予算の使い方でもイニシャルコストとなる制作に比重をかけるより、運用に継続的に多くのコストをかけた方が良いサイトの構築につながるでしょう。予算の使い方が今後の成果に大きな影響を与えますので、どこに予算を割いてどこを節約するかのビジョンは事前に練っておく必要があります。

 

5 コンテンツマーケティングに本当に強いのか

コンテンツマーケティングはWebサイトを作成して終わりではありません。むしろ作成後の運用をしっかりと行い、最終的に集客やコンバージョンにつなげることが目的です。そこで重要になってくるのが、ちゃんとデジタル集客ができているかというところです。よくある失敗しがちな制作会社というのが、見た目のサイトデザインだけは素晴らしい会社と、ライティングに強いのにせっかく作ったウェブサイトを放置してしまうので成果につながらないという会社です。両者とも一見すると素敵な会社に見えるのですが、会社の売り言葉に惑わされずに自身が思い描く結果に結びついた実績があるかの確認を行いましょう。依頼者自身がコンテンツマーケティングに関する知識を増やすことにより、制作会社の技量やサービスの強み等の理解がしやすくなり、比較検討がしやすくなります。

 

まとめ

コンテンツマーケティングで成功するためには依頼する制作会社選びが何よりも大切です。自社に合った制作会社を選ぶには、まずコンテンツマーケティングを通して何を達成したいのかという目標設定を行うことです。目的を軸に、専門性や実績、コストなどの指標を元に制作会社を見分けていきましょう。

Topics: オウンドメディア, 中小企業, コンテンツマーケティング

伊藤孝介
執筆 伊藤孝介

セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。Webマーケティング・集客戦略をストーリーテーリングという手法を使って実践。マーケティング系ライター歴7年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。