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今や企業が生き残るためにはデジタルトランスフォーメーション(DX)を通した生産性の向上が必須となっています。これを実現するにはコンテンツ・経営データと連動する総合的なデジタルマーケティング戦略の策定と検証・実施が不可欠です。当ブログでは、DXやデジタルマーケティング・集客などマーケティング担当者が直面する課題解決に役立つ情報をほぼ毎日更新していきます。

デジタルマーケティングで使われる施策とは?

2023年5月1日 (公開 :2021年2月24日)

ITの発展や、消費者の購買行動に多様化が生まれるなかで、デジタルマーケティングの必要性が高まっています。ターゲットに対して適切なアプローチを行うためにも、マーケティング施策を工夫しなければなりません。

そこで、本記事では、デジタルマーケティングに使われる施策をご紹介します。自社のマーケティングに適した媒体を選択し、売り上げアップを目指しましょう。

 

📚 目次
      1.  
      2.  1 デジタルマーケティングとは
      1.  2 デジタルマーケティングの施策
      1.            A デジタル広告
      2.            B オウンドメディア
      3.            C メールマーケティング
      4.            D SNS
      5.            E 動画
      6.            F SEOとMEO
      7.            G MA
      8.            H アプリ
      1.  3 まとめ
  1.  

 

デジタルマーケティングとは

デジタルマーケティングとは、デジタルデバイスやインターネットを介して行われるマーケティングです。従来のマーケティングでは、DMやチラシといった紙媒体や、電話営業が主流であったものの、効率的に顧客を獲得するのが難しいとされていました。

一方、デジタルマーケティングでは、見込み顧客である「ターゲット」を絞れるため、精度の高いアプローチが可能となります。また、デジタルマーケティングは、Web媒体を通した広告だけでなく、膨大な見込み顧客のデータを同時に獲得できます。行動パターンを可視化し、施策を改善し続けることで、戦略的なマーケティング展開を行えるようになるのが特徴です。

 デジタルマーケティングシーン

デジタルマーケティングの施策

デジタルマーケティング施策では、幅広い媒体を活用します。どのようにマーケティングを進めるかによって使用する媒体も異なるため、それぞれの特徴を把握しましょう。

 

A デジタル広告(SNS リスティング DSP 動画)

デジタル広告とは、インターネット上に表示される広告です。Webサイトに掲載するデジタル広告が一般的ですが、ほかにもSNS・リスティング・DSP・動画といった多くの媒体で広告を出稿できます。

デジタル広告のメリットは、ターゲットの属性に合わせて広告を配信できる点です。たとえば、性別・居住地域・位置情報・過去に訪れたWebサイトなどのデータを通して、ユーザーのニーズに適した広告が配信されます。

また、デジタル広告は、広告を配信するだけでなく、効果測定を行えます。Googleアナリティクスや解析ツールを介して、「広告から該当ページに移動したユーザー数」、「どの媒体から広告をアクセスしたか」といったデータを可視化することで、改善点を見つけやすくなります。

 

B オウンドメディア(ブログ LPなどのコンテンツマーケティング)

オウンドメディアとは、企業や個人が保有するWeb媒体です。ホームページとも呼ばれているもので、自社のサービス・製品に関する情報に加え、近年では、オウンドメディア内のブログで情報発信を行う企業も増えています。

オウンドメディアを使ったデジタルマーケティング施策が取り入れられている背景として、フォーマットを超えた情報を伝えることが必要となったためです。従来のホームページは、企業概要・経営者・サービス製品概略・採用といった固定情報を発信するのが一般的でした。しかし、ホームページを訪れたユーザーに対して、サービスや製品を最大限に伝えるためには、より深い情報を提供しなければなりません。そこで、多くの企業で集客を狙う媒体としてオウンドメディアが活用されています。

 

C メールマーケティング

3つ目は、メールマーケティングです。メールマーケティングとは、見込み顧客に対してメールを配信してアプローチを行うデジタルマーケティングの手法です。顧客それぞれに合った内容を作成し、適切なタイミングで送信することで、興味・関心を得やすくなります。

メールマーケティングが必要とされている理由は、SNSが流行っているなか、依然としてメールの重要性が高いことが挙げられます。ビジネスシーンはもちろん、個人の連絡方法として身近なツールです。日常的に使っているユーザーが多いことから、継続的に接点を持ち続けられるというメリットがあります。

 

D SNS

SNSは、現代のデジタルマーケティングに欠かせないツールです。Twitter・Facebook・Instagramといった多くのSNS媒体が利用されているなかで、マーケティングに活用している企業も少なくありません。SNSは、顧客となるユーザーと常に接点を持ち続けられるほか、大衆に向けて情報を発信できるのが特徴です。

また、SNSを通して、消費者に対する訴求効果を高められます。市場調査を行うアライドアーキテクツ株式会社の「SNS for Biz」によると、SNSで情報を得たあとに商品を購入した割合は、全体で40%を超える結果が出ました。スマートフォンが情報取得媒体として一般的となったことで、今後のデジタルマーケティングで取り入れる必要があります。

SNS

 

E 動画

近年、とくに注目されるようになったのが動画です。YouTubeやTikTokといった媒体が人気となるなかで、デジタルマーケティング施策で導入している企業も増加しました。

動画広告のメリットは、視覚的にユーザーに対して情報を与えられることです。一般的に、1分間の動画は、Webページの3600ページ分の情報量に値すると言われており、短い時間で膨大な情報を発信できます。ユーザーにとっても、文章を読み必要がなく、簡潔に情報を理解しやすいのが特徴です。

さらに、株式会社サイバーエージェントの動画広告市場推計では、2023年までに5,000億円を超えると予想されています。今後も動画媒体が普及するなかで、動画を利用した広告配信や、メディアとしての活用は、デジタルマーケティング施策で欠かせません。

 

F SEOとMEO

デジタルマーケティングを行う上で、SEO・MEO対策も重要です。まず、SEO対策とは、Google検索で、自社のWebサイトやブログを上位に表示することです。Google側で独自のアルゴリズムが構築されており、「ユーザーが求めている情報を記載しているか」、「コンテンツとして充実しているか」が評価されます。

次に、MEO対策は、Googleの地図エンジンの最適化です。ユーザーが、商品や店舗名などのキーワードを検索した際に、Googleマップ上で上位に表示させます。

SEO・MEOのいずれの対策も、可能な限り上位を目指すことが大切です。アメリカのInternet Marketing Ninjas社の調査によると、検索順位1位のページへのアクセスは20%を超えた一方、10位のページはわずか1%台との結果が出ています。検索したユーザーが自社のWebサイトに訪れるようにするためにも、SEO・MEO対策を行う必要があります。

 

G MA

媒体を通してだけでなく、ツールを用いたデジタルマーケティング施策も行われています。マーケティングオートメーション(MA)とは、見込み顧客から収集した情報の一元管理や、顧客の育成、スコアリングを行えるツールです。

従来のマーケティングでは、膨大な顧客情報のなかから、手作業で自社にマッチした顧客を探す必要がありました。結果的に、業務時間が長くなるだけでなく、効率的に顧客を獲得することが難しくなります。

MAを導入することで、顧客情報を自動的に選別できるようになるため、従業員の業務改善につなげられます。また、自社製品・サービスに興味のある顧客をスコア化することで、高い営業成果を期待できます。

 

H アプリ

スマートフォンの普及に伴い、アプリを活用したデジタルマーケティングが重要となりました。アプリマーケティングとは、プッシュ通知を使って、新商品や、キャンペーン情報を配信する施策です。ユーザーが必要としている情報をタイミングよく発信することで、購買力を高めることができます。

アプリマーケティングで成果を出すためには、ユーザーが違和感を覚えないようにしなければなりません。アプリの内容とは関係ない情報や、他社の広告を発信してしまうと、アプリを開く意欲を低下させる可能性があります。購買行動を促すためにも、広告と認識しにくい情報を配信することが大切です。

 

まとめ

デジタルマーケティングは、さまざまな媒体を通して、ユーザーに有益な情報を発信することが求められます。また、デジタルマーケティングの効果を得るためにも、自社のコンテンツや、PRしたいサービス・製品との相性を踏まえた上で選びましょう。

Topics: マーケティングオートメーション, デジタルマーケティング

デジタルビジネスブログ編集部
執筆 デジタルビジネスブログ編集部

デジタルビジネス編集部の編集者や所属ライターが執筆しています。