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デジタルマーケティングで押さえておきたい基礎用語(SEO編)

2023年5月1日 (公開 :2021年1月21日)

運営するWebサイトで、SEO対策を始めてみたいけれど用語が難しく、進められない方も多いのではないでしょうか。SEO対策に関する用語は、似たような意味を持つ言葉が多くあり、なかなか覚えられないのが難点です。そこで、本記事では、SEO対策で使われている基礎用語をまとめました。難しい言葉も簡潔に説明しているため、ぜひ参考にしてみてください。

 

📚  目次

アルゴリズム

Google Search Console

アンカーテキスト

Googleペナルティ

インデックス

MFI

オーガニック検索

nofollow

オーソリティー

SEO

クローラー

SERP

検索クエリ

XMLサイトマップ

検索エンジン

 

サテライトサイト

 

スモールキーワード

 

内部対策と外部対策

 

ビッグキーワード

 

被リンク

 

ファインダビリティ

 

ミドルキーワード

 

メタタグ

 

モバイルフレンドリー

 

リンクジュース

 

ロングテールワード

 

 

アルゴリズム

SEO対策における「アルゴリズム」とは、Googleが検索順位を決定する際に使われるプログラムのことです。Google側では、ユーザーが有益な情報を得られるように、常に検索エンジンの精度を高めています。なお、アルゴリズムは、一般向けには非公開とされているほか、一年間にアップデートが複数行われています。

 

アンカーテキスト

「アンカーテキスト」は、文章中におけるリンク先を単語として表現することです。たとえば、商品購入ページ先にユーザーを移動させたい場合、「URL」を文章に掲載する必要があります。とはいえ、URLを文章中にそのまま貼ってしまうと違和感があり、ユーザーからのクリックアクションをなかなか得られません。 そこで、URLの部分をアンカータグ(<a>~</a>)で囲んであげることで、URLを「単語、文字」として表すことができます。文章の中に、自然な形でURLを掲載でき、ユーザーからのアクションを増やせる手法です。

 

インデックス

SEO対策で用いる「インデックス」の意味は、検索エンジンクローラーと呼ばれる巡回プログラムにコンテンツ情報を認識させることです。Webページやブログ内で公開した記事をGoogleの検索結果に反映するためには、インデックスに登録しなければなりません。インデックスされるまでの時間は、ページごとのドメインパワーによって異なります。ただし、「Google Search Console」を活用することで、自動登録よりも早くインデックスできます。

 

オーガニック検索

「オーガニック検索」は、Googleでの検索結果のことです。通常、Googleを用いて、知りたい情報を調べる際に、キーワードを入力します。すると、キーワードに関する検索結果が、アルゴリズムによって表示されます。「ナチュラル検索」とも呼ばれており、広告を一切かけずに、ユーザー流入を増やすSEO手法です。

 

オーソリティー

「オーソリティー」とは、権威性という意味を持ちます。具体的に説明すると、Webページの信頼度のことで、「過去の経験」、「実績」、「資格」、「ほかのWeb媒体での露出」などが関係あるとされています。近年、SEO対策では、オーソリティーの重要度が高まっており、コンテンツ全体の強化に必要不可欠です。

 

クローラー

「クローラー」は、日本語で「這う」という意味があり、SEO的には検索データベースを巡回することです。検索順位に反映させるためには、Webページにコンテンツ(記事)を投稿したあと、Googleエンジンにインデックスしなければなりません。その際に、クローラーによって、「テキスト情報」、「画像」、「Flash」といったデータを読み込みます。

 

検索クエリ

「検索クエリ」は、Googleの検索キーワードとして使われる文字やフレーズのことです。SEO対策に必須のキーワードですが、ユーザーによって若干入力方法が異なります。たとえば、「SEO マーケティング」のキーワードを狙った場合、「SEOマーケティング 方法」 、「SEO マーケティング対策」、「SEO対策 マーケティング」と異なるなかでも、自社のWebページが検索されることがあります。なお、「キーワード」と「検索クエリ」の違いは、前者がSEO対策を行う際に使い、後者はユーザーがそのまま入力する言葉です。

 

検索エンジン

「検索エンジン」とは、GoogleやYahoo!などインターネット上で、「キーワード」を入力して情報を探すサービスです。現在、日本では、GoogleとYahoo!によるシェアが大部分を占めています。ただし、2010年からは、Yahoo!でもGoogleの検索エンジンを採用しており、ほぼGoogleが独占している形です。

 

サテライトサイト

「サテライトサイト」とは、メインサイトとは別の「ドメイン」で運営しているWebサイトことです。主に、メインサイトの集客のために、サテライトサイトを作成することが多く、ブログや商品紹介ページなど補助的な役目を果たします。

 

スモールキーワード

「スモールキーワード」は、ユーザーからの検索数が少なく、複数のキーワードを組み合わせたようなキーワードです。月間検索ボリュームは少ないものの、スモールキーワードを狙うことで、検索上位にコンテンツを反映させられる可能性が高まります。

 

内部対策と外部対策

SEO対策には、「内部対策」と「外部対策」の2種類があります。まず、前者の「内部対策」とは、Webサイトで良質なコンテンツを作ること、適切なキーワードを狙うこと、画像データの大きさを調整することです。一方で、「外部対策」は、Webサイト以外に行うSEO対策を意味し、被リンク設置、検索エンジンのクロールが挙げられます。

 

ビッグキーワード

スモールキーワードに対して、「ビッグキーワード」もあります。ビッグキーワードは、検索エンジンで検索される回数が多く、多くのユーザーにとって需要が高いキーワードです。当然ながらユーザーの流入数も多いのがメリットですが、同じキーワードを狙う競合が多く、検索上位を取るのが難しい点がデメリットです。

 

被リンク

「被リンク」とは、外部サイトで、保有しているWebページのリンクが貼られていることです。SEO対策では、被リンクがとくに重要とされており、Google社側でも認めています。被リンクが増加することで、自然にWebページへの流入も増加し、結果として検索順位も上がる可能性があります。

 

ファインダビリティ

「ファインダビリティ」は、Webサイトがインターネット上でどれだけ見つけやすい状態にあるかを評価します。たとえば、「旅行サイト」、「ネットショッピング」、「自治体のサイト」などが当てはまります。ユーザーが必要としている情報をすぐに見つけられるように、コンテンツをどのように整理するかがポイントです。

 

ミドルキーワード

ビッグキーワードとスモールキーワードの中間に位置するのが、「ミドルキーワード」です。目安としては月間検索ボリュームが1,000~10,000回ほどで、個人ブロガーや中小企業でも検索上位を狙えます。

 

メタタグ

「メタタグ」とは、Webページのコンテンツ情報をブラウザや検索エンジンに伝えるタグを意味します。キーワードを検索すると、それぞれのWebページのタイトル下に「説明書」が表示されます。メタディスクリプションとも呼ばれており、コンテンツ作成時にHTMLのhead内に記述します。ユーザーに対して、ページでどのような情報を得られるかを示し、SEO対策でもとくに重要な作業です。

 

モバイルフレンドリー

スマートフォンが普及するなかで、SEO対策では「モバイルフレンドリー」が重要とされています。モバイルフレンドリーは、スマートフォンからでも快適に閲覧できるように設定されているかを意味します。Webサイトがモバイルフレンドリーに対応していないと、検索順位を落とす原因にもなるため注意が必要です。

 

リンクジュース

「リンクジュース」とは、リンク先のWebページにどれだけの影響を与えるかを意味します。質が高いとされているWebサイトから多くのリンクが貼られている場合、そのWebページの価値が高まり、検索結果も順位に反映されやすくなります。リンクジュースを多く獲得するには、コンテンツの専門性を高め、より多くの被リンクが必要です。

 

ロングテールワード

「ロングテールキーワード」とは、「SEO 検索 効果 どれくらい」、「SEO 対策 意味 マーケティング」といった3~4つの単語から構成されるキーワードです。全体的に検索ボリュームが少なく、ユーザーのニーズが一致すれば、確実にWebサイトの訪問者を狙えます。

 

Google Search Console

「Google Search Console」は、運営するWebサイトの管理に役立つツールです。WebサイトがGoogleで、「どのようなキーワードで検索されているか」、「ページに異常がないか」、「平均掲載順位」といった情報を確認できるため、今後の改善にも有効に活用できます。

 

Googleペナルティ

Webサイトを運営するなかで気をつけなければならないのが、「Googleペナルティ」です。Googleペナルティとは、Google側のガイドラインに違反したと見なされることで、「検索順位の低下」、「ページのインデックス削除」などがペナルティとして課されることがあります。ペナルティを受ける主な原因は、コンテンツ自体の質が低いことや、キーワードの乱用、そして悪質な被リンクです。もし、ペナルティを受けてしまった場合には、該当する項目について確認をし、すぐに修正を行いましょう。

 

MFI

「MFI」とは、「Mobile First Index」の頭文字を取った言葉で、Google側で検索エンジンの評価対象をモバイルページ向けに変更する方針のことです。Googleでは、2016年にMFIに関する評価方法を発表し、2018年4月ごろから実際に導入されています。MFIに切り替わる以前では、PC向けページの検索結果をもとに、モバイルページの順位を決定していました。今後は、それぞれのWebサイトのモバイル向けページがクロールされ、PC向けページとは異なる検索順位の評価が行われます。

 

nofollow

Webサイトの質を高めるために、「nofollow」を活用することがあります。nofollowとは、Googleのクローラーに対して、リンクをたどるアクションを禁止することによって、運営するサイトの評価低下を避けられる対策です。悪質な被リンクや、Google側で評価の低いWebサイトにリンクがある場合、ペナルティを受けてしまいます。そこで、指定サイトをnofollowにしておくと、リンク先のページとの関連性が遮断されるため、Googleからの評価低下を防ぐことが可能です。

 

SEO

そもそも、「SEO」とは、「Search Engine Optimization」の略で、検索順位最適化という意味です。検索エンジンからWebサイトに訪れるユーザーを増やすためのマーケティング施策で、運営するWebサイトの検索順位上位を狙います。SEO対策には、主に「キーワードを狙ったコンテンツ作り」、「コンテンツ内容の品質向上」といった内部対策と、「被リンク」、「Webページの拡散」の外部対策の2つに分けられます。アルゴリズムによって、Webサイトの評価が決まることから、Googleの意向に合わせたSEO対策を行わなければなりません。

 

SERP

「SERP(Search Engine Result Pages)」は、検索エンジン上に表示される検索結果のことです。画面上には、検索に引っかかったWebページや、検索結果件数、広告などが掲載されています。SERPでのSEO対策として、でユーザーに惹きつけるようなタイトル作り、メタディスクリプションを充実させることも大切です。

 

XMLサイトマップ

「XMLサイトマップ」とは、検索エンジンに対して、運営するWebサイト内にあるページをリストアップして伝えるファイルです。XMLサイトマップを作成しておくことで、検索エンジン側では、ページを効率的にクロールしやすくなるため、早期の「インデックス」が可能となります。サイトマップとも呼ばれていますが、Webサイトのページをまとめて掲載しているサイトマップとは異なり、検索エンジンに送るファイルである点に注意しましょう。

 

まとめ

デジタルマーケティングの一環として、SEO対策を行う際には、基本的な用語を押さえておきましょう。「モバイルフレンドリー」や「MFI」など似たような意味を持つ言葉が多くあるため、どのような場面で使うのかをしっかりと覚えておくことが大切です。本記事を参考にしながら、基礎用語の勉強に活用してみてください。

Topics: デジタルマーケティング, 用語

デジタルビジネスブログ編集部
執筆 デジタルビジネスブログ編集部

デジタルビジネス編集部の編集者や所属ライターが執筆しています。