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マーケティングオートメーション導入の4つのメリット

2023年5月1日 (公開 :2020年12月8日)

業務効率の向上には、マーケティングオートメーションの導入が必要不可欠です。これまで、ミスの多かった業務や、顧客とのコミュニケーションで不安を抱えていた部分を見直さなければなりません。本記事では、マーケティングオートメーション導入における4つのメリットを解説します。マーケティングオートメーションを導入する前に、自社でどのように活用できるか参考にしてみましょう。

 

 

📚 目次
      1.  
      2.  1 マーケティングオートメーションが必要な理由
      1.  2 導入のメリット
      1.            A  業務効率のアップ
      2.            B  ヒューマンエラーの減少
      3.            C  顧客との緻密なコミュニケーション
      4.            D  分析の高度化
            1.  3 導入のデメリット
            1.            A  コスト
            2.            B  人材確保
        1.            C  リードの確保
        2.  4 まとめ
  1.  

 

 

マーケティングオートメーションが必要な理由

見込み顧客への適切なアプローチを行うために、マーケティングオートメーションは必要なツールです。日々、情報量が増え続けることで、消費者の購買行動や価値観に大きな変化が生じています。情報があふれている現代において、売上を向上させるためには、適切なターゲットに対して、適切な情報を届けられるような仕組みを構築しなければなりません。マーケティングオートメーション導入によって、マーケティング活動を自動化し、見込み顧客への情報発信をスムーズに行えるほか、営業業務における効率化を期待できます。

 

導入のメリット

マーケティングオートメーションを導入することで、さまざまなメリットを享受できます。これまでマンパワーで行っていた営業活動を自動化できるため、業務効率の向上や、ヒューマンエラーの防止につなげられます。また、見込み顧客とのコミュニケーションや、顧客情報の分析にも役立つツールです。

A 業務効率のアップ

マーケティングオートメーションのメリットとして、業務の効率化が挙げられます。展示会やビジネスマッチングサイトを通して、多くの顧客情報を得られるようなりました。しかし、顧客数が増える中で、顧客対応を行う営業担当者に大きな負担がかかってしまいます。これまでの営業にかける工数を大幅に削減するのが、マーケティングオートメーションです。見込み顧客を関心度別にリスト化することや、それぞれの見込み顧客に最適化した情報発信を行えます。マーケティングオートメーションを導入し、自動化に切り替えることで、よりコアな業務に営業担当者を充てられるため、企業としての業務効率を最大限に高められます。

 

B ヒューマンエラーの減少

ヒューマンエラーの減少も、マーケティングオートメーション導入によるメリットです。人の手を使って業務を行う場合、どれだけ注意をしていても、見込み顧客への連絡ミス、社内での情報共有に漏れを招く危険性があります。このようなヒューマンエラーの発生を減少させるためにも、マーケティングオートメーションは効果的です。マーケティングオートメーションでは、あらかじめ設定した通りに、パターンに合わせて見込み顧客をリスト化することや、フェーズごとのメール配信を自動で行えます。ヒューマンエラーによって大切な顧客を失うこともあり、マーケティングオートメーションは営業活動に欠かせないツールです。

 

C 顧客との緻密なコミュニケーション

マーケティングオートメーションを導入することで、見込み顧客との緻密なコミュニケーションも可能です。直接的な売上となる案件化を進めるためには、見込み顧客のニーズを満たせるように育成しなければなりません。「顧客が必要としていること」、「顧客が抱えている課題への取り組み」、「自社の製品・サービスをどう活かせるか」といった適切な情報を継続して発信する必要があります。

マーケティングオートメーションは、顧客の行動履歴や状況に合わせて、ワントゥワンを行えるのがメリットです。見込み顧客それぞれに対して独自の情報を提供できるようになることから、マンパワーでは難しかった分析を行い、素早くフォローできます。

 

D 分析の高度化

4つ目のメリットは、マーケティングオートメーションの導入による分析の高度化です。売上につなげるためには、見込み顧客の行動履歴や、これまでに自社が行ったアプローチの内容を分析し、常に改善しなければなりません。しかし、マンパワーによって分析を行うと、担当者によってどうしても個人差が生じやすく、正確なデータを得られない場合があります。

マーケティングオートメーションを導入することで、客観的なデータの分析が可能です。見込み顧客による自社のアクセス状況、メールの開封率、コンバージョン率といった数値を抽出し、行動を可視化するのに役立ちます。さらに、ソフトウェア間でのデータの統合も行えることから、社内における情報共有の強化にもつなげられるのもメリットです。

メリットデメリット (2)

導入のデメリット

マーケティングオートメーションには、メリットがある一方、デメリットにも注意しなければなりません。自動化によって人件費の削減が可能となりますが、ツールを導入するための初期費用や、ランニングコストも発生します。さらに、マーケティングオートメーションを扱える人材採用、新規顧客の継続的なリードを確保するといった懸念点を事前にチェックしましょう。

 

A コスト

マーケティングオートメーションのデメリットは、ツール導入の費用が発生する点です。ライセンス費用はもちろん、導入時の体制構築費やマーケティング担当者への教育費が発生します。マンパワーを削減し、業務の効率化ができるのは間違いないですが、コストに見合う投資であるかを考えましょう。とくにMAツールの価格はその性能に合わせて大きく違うので、自社が必要とする機能に絞って検討することが大切です。

 

B 人材確保

次に、マーケティングオートメーションを使いこなせる人材採用も必要です。業務効率やマーケティング力の向上を図るためにツールを導入しても、機能を活用できなければ効果を得られません。マーケティングオートメーションを導入する際には、使用する目的を明確にし、機能を熟知した人材を探しましょう。人材がいない場合は、MA導入支援会社に依頼し、今いる人材に教育してもらいながら運用するというプランもあります。

 

C リードの確保

マーケティングオートメーションを最大限に活用するには、そもそものリード数を確保しなければなりません。そもそもツールの導入は、売上となる案件化を目指すために見込み顧客をパターンごとに育成することが目的です。十分なリード数が無い状態で、マーケティングオートメーションを導入しても、効果を実感できない場合があります。まずは、どのようにリードを継続的に獲得するかを検討しましょう。一般的には広告を織り交ぜながらコンテンツマーケティングを行うのが理想的とされます。

 

まとめ

マーケティングオートメーションは、見込み顧客への効率的なアプローチが可能です。これまでマンパワーで行っていた業務を自動化し、ヒューマンエラーを減少することで、営業活動の質を向上できます。ただし、マーケティングオートメーションを導入する前に、デメリットに対する自社での意見交換も大切です。マーケティングオートメーションのメリットを最大限に活かし、売上アップにつなげましょう。

 

Topics: HubSpot, マーケティングオートメーション

デジタルビジネスブログ編集部
執筆 デジタルビジネスブログ編集部

デジタルビジネス編集部の編集者や所属ライターが執筆しています。