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継続的な発信が必要だから採用活動にはHubSpotがおすすめ

2020年11月25日 (公開 :2020年7月29日)

よい人材を得られるかどうかは、企業の経営にとって極めて大きな関心事です。特に近年では、終身雇用が崩れ、通年採用が増えてくるなど、企業の採用活動の形は大きく変わってきています。

どんな採用媒体を利用しようが、必ずといっていいほど求職者は企業のホームぺージを見ます。この企業ホームぺージの出来が企業の印象を決めるので、採用活動ではよりよいコンテンツを作成し求職者を惹きつける必要があります。

しかし、魅力的なWebサイトを作成もしくは改修するとなると、コンテンツの内容を定めて、デザインや制作は外注する進め方が一般的です。

そうなると、時間と多大なコストが発生します。いくら大事な採用のためとはいえ、実際に動くことは難しい場合が多いでしょう。

そこで今回は、企業ホームぺージ作成や採用活動を簡単かつ社内のリソースで行うことを実現するツール「HubSpot」をご紹介します。

常に新たな情報発信が必要だからHubSpot

1 自分で魅力的なサイトを作れるHubSpot CMS

HubSpotには、使いやすいCMSが備わっています。
CMSとは、企業のオウンドメディアといえるWebサイトやブログ記事を作成できる機能のことです。HubSpotのCMSでは、専門の制作会社などに外注することなく誰でも手軽に魅力的なサイトを作成できます。

そして驚くことに、HubSpotでのサイト作成にはプログラミングの知識などは必要ありません。本格的なサイトが直感的な操作だけで完成します。

特に、採用活動となると掲載コンテンツの内容とともに、情報の更新頻度も非常に重要です。HubSpotを使って自分で編集や更新がすぐにできれば、常に新しい情報の発信も行えます。

それでは、HubSpotのCMSの中でも特に採用活動に適した便利機能をご紹介します。

CMS (2)

A デザインマネージャー
HubSopotのCMSで作ったサイトやブログの見た目をより魅力的かつユニークにするために利用するのがデザインマネージャーです。サイトの雰囲気やイメージに合わせて、使用するフォントや文字の色などを一括して管理できます。企業のサイトとなると、会社のブランディング部門などで規定された色やフォントを守って作成しなければならない場合が多いでしょう。このデザインマネージャーを使って見た目の設定を行うことによって、企業のブランディングに則ったサイトが作成できます。また、初期設定でも充分ではありますが、もし、よりユニークなコンテンツにしたい場合は、HTMLやCSSを使っての編集も可能です。

B フォーム作成ツール
Webサイトの問い合わせや、顧客アンケートの際に使われる入力フォーム。HubSpotのCMSを使えばフォームの作成とサイトへの設置が簡単にできます。採用活動に利用する場合は、会社説明会や面接の参加申込、求職者向けの問い合わせに利用できるでしょう。

そして、作成したフォームに入力された情報は自動でHubSpotの中でリスト化されて保管と管理が可能です。これによって、少しでも自社に興味をもってくれた求職者に対し、フォローメールを送るなどのアプローチが簡単にできます。まさしくCRMの機能を採用活動に活かすというわけです。

C チャット機能
チャット機能とは、HubSpotのCRMで作成したサイトやブログの訪問者とリアルタイムでチャットができる機能です。今まさに会社に興味を持とうとしている見込み求職者とリアルタイムでやりとりをすることによって、企業の魅力や温度感を高めたり、その場で面接や説明会への誘導などのアプローチが行えたりするという効果があります。

皆さんが日常的に利用するLINEやChatWorkのように、チャットを使ってスムーズなやりとりが可能です。

また、営業時間外の対応や対応リソースの削減のために、よくある質問内容に対する回答を登録しておけば、チャットボットとして自動返信での対応もできます。

2 HPだけでない!SNSとの連携も簡単なHubSpot
SNS

自社のHPを使った情報発信ももちろん重要ですが、インバウンドでの見込み求職者獲得や認知拡大をするには不十分でしょう。

そこで使うべきはやはりSNSです。実は、HubSpotはTwitter・facebook・InstagramなどといったSNSアカウントとの連携も可能です。SNSと連携することによって、何ができるのかご紹介します。

A SNS上で新規コンテンツ公開通知ができる
HubSpotにTwitterやfacebookのアカウントを連携しておくと、HubSpotの新規コンテンツが公開された際に、SNS上に自動で投稿が行われます。HubSpotでブログ記事を展開している場合に特に有効です。HubSpotで公開した新しい情報をすぐに世界へ向けて発信しましょう。

B SNSユーザーとHubSpotの情報を紐付け
HubSpotに登録しているユーザーとSNS上でやりとりが発生すれば、そのやりとりがコミュニケーションの記録としてHubSpotに保存・管理が可能です。これによってHubSpot上でのコミュニケーションだけでなく、SNSの細かなやりとりを加味してユーザーそれぞれのニーズに合った適切なアプローチができます。

3 メールマーケティングでも威力を発揮
マーケティングメール-1

 

HubSpotは、メールを使ったマーケティングにも適しています。

A メールの作成と一斉送信
HubSpotでは、メールを作成し、登録した宛先に一斉送信ができます。

また、HubSpotで作成できるメールは、文字だけでなく画像や外部コンテンツへのリンクの追加や装飾はもちろんのこと、受け取った人の目に止まるような魅力的なメールを作れるテンプレートも充実しています。堅い印象の顧客対応から、メールマガジンのような比較的ライトな告知やアンケートの配信まで、活用方法は様々です。

B メールトラッキング機能
HubSpot上で送ったメールの分析(トラッキング)も簡単です。


・メールをどのくらいの時間、開いていたのか
・どの部分がよく見られているか
・メールに設置したリンクをクリックされた回数


これらの数値を、特別な操作が必要なくメールを送信するだけで自動で取得し、表やグラフなどに分かりやすくまとめられます。

これを見れば、誰がメールやHPを見ているのかが一目瞭然です。これらの数値をもとに、次の施策を考えられるなど、効率的かつ正確なPDCAを実現します。

まとめ

今回は、企業の採用活動でもHubSpotが活躍できることについてご紹介しました。採用活動では、求職者にとって刺さるコンテンツとは何かをよく考えて情報発信する必要があります

自社の魅力や、それを伝えられる術は外部のコンサルティング会社は持ち合わせていません。自分たちで伝えるしかないのです。いい人に入社してもらいたいという情熱とともに、HubSpotを使って情報配信をしましょう。

HubSpotには無料プランもあります。まずはお試し感覚で使ってみてはいかがでしょうか?

Topics: HubSpot, オウンドメディア, リクルーティング

デジタルブログ編集部
執筆 デジタルブログ編集部

ゼクシィネットなどの数多くのメディア制作に携わった後、Investing.com日本版編集長。現在はデジタルマーケティング統括責任者。メディアで培ったノウハウを生かし、HubSpotを中心としたデジタルマーケティング、コンテンツマーケティング、インサイドセールスなどを中心に執筆。HubSpot導入コンサルタントとしても活動中。