「ネットショップを開業したい!」と思い立ったものの、どのサービスを選んで良いのかわかりませんよね。結論から言うと、ネットショップを開業するなら、以下のECサイト作成サービスからニーズに合わせて選択することをおすすめします。
・BASE・STORES
・Shopify
・Make Shop
当然のことながら、上記の4つのサービスは特徴や機能も違えば、料金や手数料だって異なります。そこで本稿では、ネットショップの開業におすすめのECサイト作成サービスのスペック比較を分かりやすくしていきます。どのECサイト作成サービスを選んで良いのか分からないという方には、とても参考になる内容となっています。ぜひ参考にしてみてください!
サイト作成サービスとは
サイト作成サービスとは、WEB上でサイトを作成できるサービスのことを指します。ソフトを購入する必要がなく、インストールの手間もないので、手軽にホームページの作成を始められます。自分でソフトを購入したり、インストールする必要もないので、誰でも簡単にサイトの作成ができます。というのも、一昔前まではサイトを作成するにはプログラミングの知識が必要でした。しかしサイト作成サービスを利用することで、難しい専門知識がなくても簡単にサイト作成できるようになりました。
おすすめのサービス
ここからはネットショップを開業したいという方におすすめのEC サイト作成サービス4選をご紹介していきます。選ぶ際にポイントとなる「初期費用」・「月額使用料」・「手数料」・「入金サイクル」・「無料トライアル期間の有無」までもわかりやすく解説しています。さらにサービスごとの特徴も初心者でも理解できるような簡単な単語で分かりやすく記載しています。安心して読み進めてください!
A Shopify
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
29~299ドル |
手数料 |
3.25~3.9% |
入金サイクル |
金曜日に入金 |
入金手数料 |
無料(※shopifyペイメントを有効) |
無料トライアル |
14日間の無料トライアル |
Shopify(ショッピファイ)は、ECサイト作成サービスの中でもトップクラスの利用者数を誇る人気のサービスで、世界175ヵ国で利用されています。そのため、Shopifyは他のどのECサイト作成サービスよりも越境EC向きなのが特徴です。
例えば、越境ECに必要不可欠な「多通貨」・「多言語」・「海外配送」にもしっかりと対応されていたり、STORESやBASEには対応されていない「Apple Pay」や「Amazon Pay」などの決済手段も利用できます。
また、4,000以上の豊富なアプリケーション(拡張機能)もあるなど、カスタマイズ性にも優れているのも利用者数が多いポイントです。
B BASE
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
無料 |
手数料 |
6.6%+40円 |
入金サイクル |
振込申請をした日から10営業日 |
入金手数料 |
2万円以上:250円(振込)+500円(事務) 2万円未満→250円(振込) |
無料トライアル |
ー |
初期費用や月額利用料は不要ですが、サービス利用料は顧客の「注文合計金額の6.6%+40円」が手数料としてBASEに支払う必要があります。
さらに、テンプレートが豊富で、パソコンに疎い方でも使いやすいのが利用者数の多い理由の一つでもあります。また、国内市場だけであれば十分な決済方法も用意されているのも嬉しいポイントです。デメリットは、初期費用や月額利用料が不要な分、手数料は多少高くなってしまうことです。
C STORES
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
無料/1,980円 |
手数料 |
3.6%~5% |
入金サイクル |
月末締め/翌月末払い |
入金手数料 |
1万円未満:550円 |
無料トライアル |
ー |
STORES(ストアーズ) は、リーズナブルな料金でネットショップを立ち上げることができます。初期費用はかからず、月額費用も無料のプラン(フリープラン)を選択すれば、ランニングコストも抑えられます。 BASEとの違いとしては、STORESの方が手数料が安く、決済方法が豊富なところです。
そのため、すでに一定数のファンがいるケースや、売上が立っている場合は、手数料が安いSTORESの選択をおすすめします。
また、STORESの有料のプラン(スタンダードプラン)だと「代金引換」も利用できるようになります。国内では人気の決済方法である「代金引換」が利用できるのは消費者にとっても使いやすく購入率の向上が見込めます。
D Make Shop
初期費用 |
10,000円(※プランにより変動) |
月額費用 |
10,000円(※プランにより変動) |
手数料 |
無料 |
入金サイクル |
末締め、翌々月20日払い |
入金手数料 |
手数料1.5% |
無料トライアル |
15日間無料トライアル |
MakeShopは、難しいプログラミングの知識が無くても、凝ったサイトを作成することができます。特に、BtoB向けのオプション機能は群を抜いていて、会員制サイトが構築できたり、Instagramを始めとするSNSなど外部サービスとの紐付けもできたりします。
そのため、BtoB向けのサイト構築をしたい方やプログラミング知識が無くても機能性を充実させたい方におすすめです。また、ネットショップを開業する上で疑問点や不安な点があれば「ECアドバイザー」が相談に乗ってくれるなどサポートが充実しているのも特徴です。
モール型にも注目
ここまで、ECサイト作成サービスを通して「自社EC」を立ち上げることを前提に話を進めてきました。しかし「自社EC」をゼロから構築しなくても、Amazonや楽天などの「モール型EC」に出店して商品の販売を行うこともできます。「モール型EC」とは、簡単に言うとウェブ上でAmazonや楽天市場のような1つのショップに多数のショップが出店し、巨大なショップを形成するECサイトを指します。オンライン上の百貨店やショッピングモールをイメージしてもらえれば分かるかと思います。ここからはモール型ECの代表格である「Amazon」と「楽天市場」の特徴を解説していきます。
A Amazon
Amazonは、個人・法人に関わらずいつでも誰でも出品できるのが特徴です。というのも、Amazonは楽天市場とは違い「商品出品型のモール」なので、商品単位、カテゴリ単位での販売が基本的な売り方のため、ゼロからサイトを構築しなくても販売できます。Amazonの月間利用者数は楽天市場よりも上回っており、日本最大級のモール型ECサイトなので、集客の仕方が分からず売り上げが上がらない方には非常におすすめです。また、小口出品の場合だと無料でスタートできるため、まだ始めたばかりという方にも、とても使いやすいサービスです。
B 楽天市場
楽天市場は、Amazonに次いで2番目の月間利用者数を誇りる巨大なモール型EC。出店料は高いものの、圧倒的な集客力と充実したサポートで非常に人気のモール型ECです。Amazonとは違い「出店型モール」なので、ページのカスタマイズ性が高く、ショップのブランディングも担保できます。
そのため、既に販売実績がある程度積んでいる企業におすすめで、楽天市場を通してより売上を上げていきたいというフェーズにある企業に適しています。
中でも「楽天スーパーSALE(セール)」は楽天市場を選ぶ上でポイントになる要素の一つで、セールになると楽天市場が非常に盛り上がるので、そのタイミングで新規顧客の獲得いや売上の向上を狙うこともできます。
まとめ
この記事では、主要なECサイト作成サービスをスペックごとに比較検討してきました。これからネットショップを立ち上げようとしている方は、この記事の内容を把握し、ターゲットにする市場やコスト面を考えた上でサービスを選択しましょう。SEOの知識がない方を始め、「商品には自信はあるが、集客ができない」などの悩みを持つ方は Amazonや楽天などの大手モール型ECに出品することを検討しましょう。
素晴らしいサービスが豊富にある時代、自身のネットショップを立ち上げて、商品を販売していくことはそれほど難しいことではありません。ぜひこの機会に自社に合った EC サイト作成サービスを見つけて、チャレンジしましょう。