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海外も視野にいれたECサイトならShopify!そのメリットとは?

2021年1月18日 (公開 :2021年1月18日)

自社でECサイトを運営しようと思った際、必ずどこかしらで耳にするShopify(ショッピファイ)。難しいプログラミングスキルは不要で、誰でも簡単にローコストで始められるのがShopifyの特徴です。そこで本稿では、Shopifyの歴史や基本概要、またShopifyを利用する際のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。 この記事を読み終えた後には、Shopifyを選ぶべきか・選ぶべきではないのかが明確に分かる内容となっていますので、ぜひ最後まで読み進めてください。

 

Shopifyとは

世界175カ国で使われていて、業界シェアNo.1のECサイト作成サービス「Shopify」。2004年にカナダで生まれ、これまでに累計60万サイト開設、アクティブユーザーが100万人超え、さらに、サービス上で売買された総金額は7兆円を超えるなど今となっては世界的に必要不可欠なサービスです。

サービスが生まれた2004年の14年後、2018年にShopifyの日本法人が設立され、日本国内でもShopifyが浸透しつつありますが、まだまだ日本国内でShopifyを利用している方は少ない状況。

とはいえ、導入を検討している企業も多く、これからまだまだ伸びる可能性があるのは間違いないでしょう。

 

メリット

ここまで驚異的な数字を叩き出しているShopifyには、必ず成功の要因があります。

ここからは、他のECサイト作成サービスと比べて、何がShopifyの強みなのか・どのような点で競合優位性があるのかを解説します。ここで簡単にまとめると、以下の5つの点がShopifyが持つメリットになります。

  1. 海外に強い
  2. 導入コストがやすい
  3. 管理・配送がしやすい
  4. 豊富なアプリケーション
  5. 選択肢が多いデザイン
  6.  

広告メリット

ここからは上記のメリットを一つひとつ深掘りして、具体的にどのような点でメリットになるのかを解説していきます。 

 

A 海外に強い

Shopifyは国内だけでなく海外にも販売しやすいという特徴があります。というのも、Shopifyは世界中ほとんどの国で使われているため、多言語・多通貨・で利用できる上、世界各国の税率にも対応しています。さらに、海外発送も可能になります。世界的に見ると珍しい決済方法を取り入れている国がありますが、Shopifyはその決済方法に対応しているので、越境EC向けのサービスです。

言うまでもなく、日本国内の一般的な決済システム「コンビニ決済」・「代引き」・「クレジットカード決済」などにも対応されています。そのため、日本だけでなく世界にも商品を販売したいとお考えの方におすすめです。

 

B 導入コスト

他のECサイト作成サービスと比較して、Shopifyの導入コストの安さは群を抜いています。利用料が「ベーシックプラン=29US$」で「スタンダードプラン=79US$」となっていますが、他のECサイト作成サービスを寄せ付けない程の安さです。また、スマートフォンやタブレットにも対応されたテンプレートが豊富に用意されているため、HTMLやCSSなど専門的なスキルや知識が無い方でも簡単に利用できるのも人気の理由になります。

 

C 管理・配送

Shopifyは配送面や在庫管理の面で競合優位性があります。日本国内では「佐川急便」・「日本郵便」・「ヤマト運輸」 などの宅配業者・運送業者と提携したり、世界では「DHL」「FedEx」「UPS」などの主要配送会社と協業しています。このように大手配送業者と提携しているため、国内外問わず安心して商品を配送できるのがShopifyの強みです。また、商品の在庫や配送状況などをスマートフォンで簡単に管理やチェックができるので、 在庫管理がしやすいのもメリットの一つになります。

 

D 豊富なアプリ

Shopifyには機能を充実させるためのアプリが2000以上と豊富にあります。かなりの数のアプリがあるため、使い慣れるまでは最適なアプリを見つけるまで非常に大変かもしれませんが、逆を言えば、使いこなせると好みのECサイトに仕上げられます。とはいえ、Shopifyアプリストア内に検索機能があり、最適なアプリを見つけ出す機能も設置されているので、思ったよりも簡単に探し出せます。

中には、あなたが使用しているテンプレートと選んだアプリの相性が悪いというケースも起こり得ますが、Shopifyのアプリはかなりの数が用意されているので、似た機能性のアプリを再インストールしてトライすることもできます。

Shopifyでより良いECサイトを作成する上でアプリ選びは重要です。種類は豊富なので、色々と試しながら最適なものを見つけ出すことをおすすめします。

 

E 選択肢の多いデザイン

Shopifyには簡単にECサイトのデザインが変えられる「テーマ(テンプレート)」が用意されています。どのテーマもカスタマイズ性に長けており、好みに合わせてデザインを構築できるため、難しいプログラミングスキルなどは不要です。公式だけでもテーマが100種類程度あり、非公式のも含めると1000種類以上あるなど、色々なジャンルのサイトにあったものが用意されています。テーマはサイトのブランドを象徴するほど大切な要素なので、決める際には慎重に選択することが重要になります。

 

デメリット

豊富なデザイン性と魅力的な料金設定で利用者からの評判が良い「Shopify」。しかし、日本法人が設立されて間もないため、一部デメリットに感じる部分があるのも事実です。ここからは、Shopifyが持つ以下の4つのデメリットについて詳しく紹介していきます。

  1. 日本語対応が少ない
  2. サポートが充実していない
  3. HTML・CSSのスキルが必要になるケースも
  4. アプリで月額コストが負担になる場合も
  5.  

デメリット

 

A 日本語対応が少ない

Shopifyは日本法人が設立されてからまだ間もないため、「日本語対応が少ない」という点でデメリットと感じる方もいます。数年経った現在では、かなり改善されたため、ほとんどストレスなく利用できるようになっています。 しかし、アプリケーションやテーマの部分では日本語対応されていないため、多少その部分では使いづらいと感じる方もいるでしょう。

 

B サポート体制が充実していない

Shopifyの弱点として、サポートの充実性が挙げられます。まだまだ歴史が浅い分仕方がないのですが、サービスに関する質問や不具合が起こった場合の返答は早くても3日は掛かってしまいます。とりわけ、サードパーティ関連のことだと、サードパーティに確認を取ってから返事が返ってくるため、対応が通常よりも長引いてしまうこともしばしば。とはいえ、カスタマーサポートは年中無休で対応しており、これからよりサポート体制が充実してくると思いますが、今のところサポート体制に期待しすぎるのはよくありません。

 

C HTML・CSSのスキルが必要になるケースも

基本的にはHTML・CSSのスキルは不要ですが、場合によってはこれらの知識やスキルが必要になるときもあります。例えば、ECサイトのデザインや機能性をより充実させたものにする際です。もちろん一切カスタマイズする必要がないなら、HTMLやCSSのノウハウやスキルは不要です。 

しかし、販売したい商品の写真をカスタマイズしたり、フォントサイズ・カラーを変更したりしたいとなったらHTML・CSSのスキルは必要になります。

 

D アプリで月額コストが負担になる場合も

より便利な機能を使いたいとなると、月額課金制のアプリの導入も検討するはずです。この月額課金制のアプリを利用しすぎると、維持費がかさんでしまい負担になることも考えられます。そのため、無闇に月額課金制のアプリを導入するのは避けておきたいところ。無駄な月額課金制のアプリを導入しないために、事前にどんな機能が必要で、どのような機能が付くとより良くなるのかを決めてからアプリの導入をすると良いでしょう。

 

まとめ

この記事では、Shopifyの歴史や運営者情報、利用する際のメリット・デメリットについて解説してきました。世界中で使われているShopifyですが、まだまだ日本には浸透しきっていないのが現状で、日本語サポートが少ないなどの懸念点があるのも事実です。しかし、利用者の口コミや評判はかなり高いので、認知が広がっていけば間違いなく今後Shopifyを利用する日本企業も増えてくるでしょう。利用料が安くて機能性が高いECサイト作成サービスを利用したいなら、Shopifyを検討してみるのも一つです。

Topics: Shopify

ECブログ編集部
執筆 ECブログ編集部

ShopifyやAmazonなどECに関するブログを制作するチームです。デジタルマーケティングに詳しく、とくに集客ノウハウに強みを持ちます。

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