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越境ECをするならShopify! 向いている理由を解説

2021年2月26日 (公開 :2021年2月26日)

Shopify(ショッピファイ)のECサイトを利用して国内だけでなく海外にも商品を販売していこうと考えている方も多いかと思います。そのような場合、境界線や国境を越えるECサイト、つまり越境ECを構築していく必要があります。

もちろん自社でゼロから越境ECを構築することも可能です。しかし、ゼロから提供意思を構築するのは難易度が非常に高いです。しかしShopifyだと「言語」「通貨」「配送」「決済」など越境ECを運用する上で考慮しなければならない多くの問題を解決させるサービス・機能が付いています。そこで本稿では、具体的に「Shopifyが越境ECに向いている理由」を解説していきます。これからShopifyで越境ECを構築していこうと考えている方には非常に有益な情報が記載されています。ぜひ最後まで読み進めて参考にしてみてください。

 

越境ECが必要な理由

そもそも、なぜ越境ECが必要なのでしょうか。また、なぜネットショップを持つ多くの方が越境ECの構築を試みるのでしょうか。

先に結論から言うと、インターネットで様々な垣根がなくなり、国内の消費者だけでなく世界中の消費者をターゲットにすることで、売上の拡大に繋げようとしているためです。

また、日本製の商品はクオリティが高く、商品の安全性が担保されているだけでなく、他の国では扱っていない商品も多いため、海外の消費者から評判が良い点でも越境ECと相性が良いことも挙げられます。

事実として、日本人が海外のECサイトから商品を購入する金額よりも、海外の方々が日本のECサイトで商品を購入する金額の方がはるかに上回っています。

このように、越境ECを構築させて上手く運用していくことで、世界中の消費者がターゲットとなり、圧倒的な売り上げにしていくことが可能になるのです。

 

越境ECに向いている理由

越境ECについて色々と調べるとShopifyを推奨している記事が多く散見されるかと思います。事実、Shopifyのサービス・機能を知ることで、いかに越境EC向きであるかがお分かりいただけるでしょう。では、具体的にShopifyはどのような点で越境ECに向いているのでしょうか。

ここからは、Shopifyが越境ECに向いている6つの理由を紹介していきます。なぜ多くの方々が越境ECにShopifyを推奨しているのか理解できます。

 

A 決済の種類の豊富さ

Shopifyが越境ECに向いている一つ目の理由は「決済種類の豊富さ」です。現在、100種類を超える決済方法に対応しているため、世界各国で主流の決済方法を選択して商品の購入ができます。中でもPayPal(ペイパル)は、支払い手順がとても簡単なことだけでなく、決済時にクレジットカード番号の登録が必要ないという安心感から海外の方々に親しまれています。

また、Shopifyはクレジットカードの国際ブランドにも対応していて、取引手数料が無料のShopifyペイメントもよく利用される決済方法です。

日本国内だけならある程度の決済方法だけで十分かもしれません。しかし越境ECをするなら決済種類の豊富さは重要になるので、軽視してはいけないポイントです。

 決済

B 多言語

Shopifyが越境ECに向いている二つ目の理由は「多言語に対応している」ことが挙げられます。現在、なんとShopifyは全50ヵ国の言語に対応されています。また、Shopifyのアプリを利用することで、ユーザー(サイト訪問者)に合わせた言語に自動翻訳することも、設定画面で翻訳を直接入力することもできます。

競合他社に当たる「STORES.JP」も多言語に対応していますが、ユーザー自身が画面上の言語を変更できません。このように、ECサイトをユーザーに合わせた言語に自動で変換してくれるという点でも、Shopifyは越境ECに向いています。 

 

C 通貨の種類

Shopify130以上の種類の通貨に対応しているのも越境EC向きの理由の一つです。また、自動変換レートが可能です。Shopify公式アプリの一つである「Geolocation」を利用することで、ユーザーの出身国や属性を特定し、言語や通貨を自動的にカスタマイズさせてくれます。

 

D セキュリティ

Shopifyは「セキュリティ対策がしっかりしている」という点でも評判が高いです。どれだけ機能性やデザイン性に長けていても、セキュリティ対策がしっかりされていないサービスは利用すべきではありません。しかし、Shopifyは顧客のクレジットカード情報を安全に取り扱うための世界的な基準「PCI DSS」でレベル1という強固なセキュリティ対策がなされています。Shopifyで構築された全オンラインストアも同様に「PCI DSS」レベル1に準拠していますので、基本的に情報漏れの心配は不要です。

さらに、管理者がログインする際に二段階認証を行う機能や管理者のアクセス権の制限、または管理者によるログイン履歴をチェックする機能なども付帯されています。自社の重要な情報だけでなく顧客の個人情報を取り扱うことになるので、ECサイト作成サービスを選択する際にはセキュリティの充実度も評価軸に入れておきましょう。

 

E 配送

Shopifyが越境ECに向いている最も大きな理由の一つは「配送業務」です。 越境ECを成立させる上で海外への配送は避けては通れません。海外配送には、送料の設定や税関、税金などの計算、インボイスの作成など、国内配送なら不要な業務が必要となりますが、Shopifyなら簡単に行うことできます。送料は国別、エリア毎に設定できますし、税金に関しては、買い手に負担してもらう税率をShopifyが自動で変更してくれます。

また、配送する商品の大きさや重さを入力することで、配送業者別で料金の比較ができたり、インボイスの発行ができたりもします。さらに、また別の注文を受けた際や、商品の配送が完了した際のメール通知のテンプレ化もできます。

 配送

F デザイン

意外と盲点になりがちですが、Shopifyは「デザイン力にも長けている」という点でも越境 EC向けのサービスといえます。70種類を超える良質なデザイン性を持ち合わせた公式テンプレートが用意されていて、コードの編集も可能となっているので、自社サイト用に作り直すこともできます。

特別、難しい知識やプログラミング技術はなくても、かなり質の高いデザイン(UX/UI)に仕上げることができるので初心者にも使いやすくておすすめです。 もちろん、海外の方が親近感が湧きやすく、使いやすいデザインの構築もできます。

越境ECに成功しているネットショップはデザインに長けていて、とにかくユーザーにとって使いやすく、ブランドイメージが表現できています。デザインはECサイトのブランドイメージに影響を与える要素なので、軽視せずに自社のブランドとユーザビリティを大切にしましょう。

 

G    大手ECモールと連携できる

Shopifyは「Amazon」や「eBay」など大手ECモールと連携できるので、商品出品の手間を省くことができます。今や海外に向けて商品を販売するならAmazoneBayでの出品は必須です。国内だけで1億を超える楽天会員を持つ、日本最大級のインターネット・ショッピングモールである「楽天市場」とも連携できるようになりました。

さらに、InstagramFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーク)にも連携できるようになっています。例えば Instagramで投稿する写真にタグ付けをして、商品ページに遷移させることができたり、Facebookの投稿で宣伝できたりするなど、様々なアプローチが可能です。

 

まとめ

この記事では「そもそも越境ECが必要なのか」についてと「Shopifyが越境EC向きである理由」について詳しく解説してきました。

最後にまとめると、さらに売上を拡大していきたいなら、これからの時代は市場を国内だけではなくグローバルにも目を向けていく必要があります。やはり、越境ECを構築していこうとするならShopifyはおすすめです。ECサイト作成サービスは他にも存在しますが、Shopifyほど越境ECに必要な機能が充実したサービスを見た事がありません。

すでにShopifyで越境ECを構築している企業や個人が、インターネット上に具体的な運営方法や注意点などについての記事を公開しています。このように、先行者から運営方法や事例などを学習できる材料が揃っている点もおすすめできる理由の一つです。

Topics: Shopify

ECブログ編集部
執筆 ECブログ編集部

ShopifyやAmazonなどECに関するブログを制作するチームです。デジタルマーケティングに詳しく、とくに集客ノウハウに強みを持ちます。

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