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アパレルショップがすべきコンテンツマーケティングの5つの手法

作成者: デジタルブログ編集部|20/08/13

ZOZOやAmazonなどのECサイトやスマートフォンの普及に伴い、消費者の購買行動が大きく変化しています。その結果、アパレルショップも従来どおりの手法だけでは集客が難しくなってきています。また、対応策としてホームぺージを導入してみたけどなかなか効果につながらないという方も多いのではないでしょうか。そこで本稿で紹介するのが、コンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングとは、ターゲットが欲している情報を提供することで、ターゲットをファン化し、集客や購買につなげる手法です。今回は、アパレルショップですべきコンテンツマーケティングの5つの手法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

1 地域で勝つなら必須のMEO

2 リーチのしやすさならSNS

3 インフルエンサーは共感へとつながる

4 ホームぺージはターゲットに合わせて

5 CRMを大事に

6 まとめ

 

 

1 地域で勝つなら必須のMEO

MEOとは、“Map Engine Optimization”の略であり、Google Mapにおける検索の上位表示を狙うものです。Google Mapの精度が高まってきたことにより、近隣の店舗情報をGoogle Mapで検索する人が増えたり、Googleで検索する場合もGPSがオンになっている場合、近隣の店舗が表示されたりします。そのため、通常の検索サイトだけでなく、あるエリアの中での検索の上位表示を狙うMEOが求められるようになってきました。

MEOのメリットは、近隣にすでにいて、検索をしてすでにお店を探している購買意欲、来店意欲がすでに高い層に対して直接コミュニケーションができること、競合店に比べ検討される確率が高まることなどがあります。

MEOのためには様々な施策がありますが、まずは店舗情報を「Googleマイビジネス」で登録し、店舗に関する情報や写真などで店舗の様子がわかるように登録することから始めるのがおすすめです。この際、検索した人が求めている情報(開店時間、休業日)や自社の特徴(お店の雰囲気など)を掲載するようにしましょう。

 

2 リーチのしやすさならSNS

FacebookやInstagramなどのSNSは現在欠かせないメディアの一つであり、SNSを活用したコンテンツマーケティングは重要な手法の一つです。SNSの特徴は、ターゲットとの双方向のコミュニケーションができること、趣味嗜好などによるコミュニティーがあるため狙ったターゲットにリーチしやすい、話題になるようなコンテンツを提供すると大きく広がる可能性があることなどです。

アパレルは自社の特徴がはっきりしており、コンテンツになりやすい点からSNSとの相性がいいといえます。例えば、「本日の店員のファッション」や「今週のおすすめ」などを写真とともに投稿するという方法があります。

SNSを活用するポイントは、定期的に投稿することです。よくある失敗としては、立ち上げた当初は投稿をしていたが、そのうち投稿をしなくなってしまうということです。現在多くの企業がSNSで投稿しており、情報が溢れています。その中で消費者をファンにするためにも継続的な投稿を意識しましょう。

また、近年投稿だけでなく、投稿からダイレクトに購入ができる機能もInstagramやFacebookに搭載されています。このような機能を活用することで、ファン化だけでなくECでの売上拡大にも活用できます。

 

3 インフルエンサーは共感へとつながる

インフルエンサーとは、ターゲットへの強い影響力を持つ人を活用して情報を発信することです。例えば、YoutuberやInstagramerなどを指します。インフルエンサーを活用して、自社の商品やブランドについて投稿してもらったり、動画でおすすめしてもらったりすることでインフルエンサーのファンの方に拡散します。インフルエンサーを活用する際の注意点は、しっかりPR告知をすることです。近年ステルスマーケティングに対して世の中が敏感になっており、逆効果になってしまう可能性もあります。インフルエンサーを告知するときにも自社のPRであることを明記するようにしましょう。

また、最近増えているのがライブコマースです。インフルエンサーを活用して、リアルタイムで消費者とコミュニケーションを取りながら行うECです。例えていうなら、会話しながら出来るテレビショッピングのようなものです。中国では、すでに2時間で3億円売り上げをあげる事例もあります。現在日本でもサービスが増えており、コンテンツ投稿だけでなく実際に売上につながる例もあります。

4 ホームぺージはターゲットに合わせて

ホームぺージをすでに作成している方もいらっしゃるかと思いますが、うまく活用できていない方も少なくないのではないでしょうか。コンテンツマーケティングにおいてホームぺージを作成する重要なポイントは、ターゲットを意識したコンテンツを提供することです。よくある失敗は、企業側が伝えたい情報だけを提供していた結果、ターゲットが訪問しても全く興味がわかないページになっていることがあります。このようなことを避けるために、ターゲットをより具体化し、どのような情報を求めているのか、どんな生活をしているのか、いつ見るのかなどをイメージすることが大切です。例えば、朝通勤時間に見られるという想定であれば、電車の中でサクッと見られるようなブログがいいかもしれません。もし、夜、家に帰って見るということであれば、時間があるためじっくり見られる動画コンテンツがいいかもしれません。このようにターゲットをイメージしてコンテンツ制作をすることがおすすめです。また、コンテンツだけでなく、ホームぺージ内の導線やUIなどもターゲットの視点に立つことが重要です。

 

5 CRMを大事に

マーケティングを行う上で、新規顧客だけでなく既存顧客の育成も忘れてはいけません。そのために重要なのがCRMです。CRMとは、日本語では顧客管理とも呼ばれ、顧客との関係性を育成するための施策です。例えば、メンバー登録、ポイントカードやDMなどがあります。

CRMの特徴は、顧客の好みや行動を理解することで顧客それぞれに対してのコミュニケーションをすることで、顧客のファン化につながったり、顧客の満足度を向上するのに繋がったりすることです。具体的な施策としては、誕生日やイベントごとのタイミングでセール情報の提供や顧客の好みなどに合わせた新商品情報提供などがあります。

このような施策を行う上で重要なのは、顧客の情報を取得することです。そのためには、メンバー登録やアプリ登録などをしてもらう必要があります。しかし、このメンバー登録が最も大きなハードルでもあります。そのため、メンバー登録するとどのようなメリットがあるのかなどをわかりやすく顧客に説明してあげることを意識しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。現在消費者の購買行動は大きく変わってきており、新型コロナウィルスの影響も加わって、かつての集客手法では通用しなくなってきています。そのような状況を打破するための一つの手法がコンテンツマーケティングです。コンテンツマーケティングは、すぐ結果につながるものではないですが、中長期的な成長には欠かせません。ホームぺージやSNSアカウントを開設したがあまり効果につながっていない方もぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。